2023 – 2024

去年の12月に25歳になった。20代もついに後半に差し掛かったらしい。

ジャネーの法則のせいか、コロナのせいか、社会人になったせいか、22歳くらいからもさらに時の経つスピードがかなり上がった気がする。これからももっと早くなるのだろう。

年齢の実感は、あまりうちからは出てこず、周りの世界から感じさせられることが多い。気づけば、飲み屋にいる人たちが親近感の湧く年代くらいになっていた。気づけば、インスタグラムの結婚しました報告の頻度が上がっていた。そういった現象に直面するたびに、「あぁ、そんな年齢やもんな」と思う。それが25歳。

さて、備忘録的に今どんなことを感じてどんなことをしているのか書いておこうと思う。

[仕事]

2023年あった一番大きな仕事での変化といえば昇進したことな気がする。運が良かった。去年も実は昇進していたが、今年の昇進はJob Titleが変わるものだった。修士号を取りつつ、Job Titleも上げたので、少なくとも経歴上では良かった2年間だったと思う。

自分のJob Title (Position) が変わったのもあってか、最近になってようやく(本当にようやく!)誰がどのくらいのPositionの人なのか理解し始めた。そして、どれくらいのPositionの人がどれくらいの視座で動いているのかを見始めた。今のチームのいいところの一つに、偉い人と1on1をする機会が多いという点がある。そういった機会を通じて、どのくらいのPositionの人がどのくらいの視座で、どういったことを意識してるのか聞けたりする。自分はBig Techと呼ばれるような企業に属しているが、そのBig Techの偉い人たちがどれくらいの視野感かを感覚的に知れるのはとても良い機会だなぁと思う。

仕事内容みたいな話だと、今は大きく三つのProductについて開発を行っていて、同じようなBig Techで働いている人たちに比べると割と多岐に渡っている方だと思う。結構特殊なチームにいるというのも大きい。その分色んな技術に触れることができ、幅広く学べている。色んな技術に触れているのもあって、幅広くコンピュータサイエンスを学んだ大学教育が非常に活きている。いい話。gdbの経験から、3D modelingの経験まで、幅広く知っているからこそ、どんな話が来てもある程度対応ができる。大学の頃勉強しておいてよかったと心底思う。

[修士]

年始早々は修士論文を書いていた。結果、無事に修士号を取得した。今となっては、修士課程をやっていた頃が死ぬほど懐かしい。修士の頃の生活についてをブログに書いたりもした。研究者キャリアからソフトウェアエンジニアキャリアへと変換することを一旦は決断したのもあって、修士の最後の方は割とこれで終わりかとしみじみしていた気がする。東大に籍を残して選択肢を持っておくという道も視野だったが、経歴のクリーンさなどを優先して2年で卒業した。とりあえず卒業できてよかった。

[個人開発]

修士が終わったら空いた時間で自分で何かしらのプロダクト開発をしたいと思っていた。モバイルアプリを作ったりしたが、結局時間はあまり割けなかった。

どんな開発をするのかに関しては、何を達成したいのかが重要で、達成したいことが曖昧なら何も決まらない。仮に決まったとしてもその意識が強くなければ続かない。研究テーマを決める時に感じていたこととよく似ているなぁと思った。

上の[仕事]部分でも述べたが、本業のポジションごとの解像度が上がって、どの立場でどんなことができるのか、それはどれくらいで達成可能なのか、などがわかってきた。次は、本業以外を通じて「会社に属するという行為」を超えて達成できることももう少し模索したい。

本業を真剣にしながらだと、本業以外に割けるリソースは限られているというのを2023年はひどく痛感した。少しずつでも遠回りしてでも、一歩ずつ歩み続けていけたら良いなと思っている。

[テニス]

2023年の中旬くらいからちょくちょくテニスをするようになった。本業がデスクワークなので体を動かす趣味を持つのも大事だなと思い、自分探しと運動不足解消のために始めた。ちょうど大学の同級生もテニス経験者で、結構一緒にやっている。頻度は少なめだが。

久々にしてみると意外と楽しくて、大学の時なんでテニスをしなかったんやろうなと今更ながら思った。あの時は人生に焦っていて、テニスを楽しむ心の余裕がなかったので仕方がないっちゃ仕方がない。周りでも趣味を持ち始めた人が多い。そんな周りの影響を受けているのもある。趣味の時間という響き、最高に「年齢の上昇」を感じる。

テニスを通じて、東京の都心以外(郊外と呼んでいいのかわからないが)の部分に行くことが多くなった。自分は東京に来てから部屋のクオリティよりも場所を優先してかなり都心に住み続けていた。その生活の中で見ていた東京は東京のほんの一部で、郊外には自分の地元に近いような風景が広がっていたんだなぁと東京7年目にして思った。そんな場所の流れる時間はゆっくりで、郊外に住めば自分の気持ちもかなり変わりそうだと感じた。多分ちょっと間は住まないだろうが。改めて、都心はあまりにも全てが忙しすぎる。

[旅行]

2023年の旅行回数は多い方だと思う。大阪・京都には数えられないくらい、そのほかにも石垣、長崎、福岡、ソウル、上海、石川、など色々な場所に行った。旅行に行けば何か突拍子もない視点に目覚めるかなぁと思ってたけど、別に特には目覚めない。でも忘れない思い出を、友人やパートナーとたくさん作ることができた。旅は最高だ。

[本や映画]

本は昨年比、体感5倍くらい読んだ。自己啓発本みたいな本からオライリーbookのような技術書まで幅広く、読みたい時に。いわゆるビジネス書みたいな本を読むのも大事だと思った。

本を買うための心理的ハードルを下げたのも大きい。本の一部だけ読みたいなみたいな時でも本を買うようにした。本の全部がhigh priorityで必要な情報であることはそんなにない。

[漫画・映画]

研究生活をしている間は、余暇時間を過ごすことに罪悪感を感じていた。研究を終え、この罪悪感から解放された2023年、この世の娯楽を貪り尽くす勢いで消化した。

昔から読みたかった漫画、名作と言われている映画、など。もうあまり悔いはないくらい。

[食]

美味しいものをたくさん食べた。個人的No.1は京都のMITATEというレストラン。「日本」が出ているフレンチでかなり良かった。かなりおすすめ。

また、高校同期とおすすめの店を教え合ったりするようにもなった。中学の時に一緒にマクドに行った時と比べて大人になったなぁと思う。

[友達]

高校同期、大学の教養時代の友達、学部時代の友達、あたりとよく会っている。

あるコミュニティの友達たちで当たり前のことが、違うコミュニティでは当たり前じゃなかったりする。面白い。

[それ以外]

Tiktokで流れてきたTwiceの動画が面白くて、そこからK-Popに片足を突っ込んだ。どれくらい突っ込んだかというと、Twiceのメンバー全員の名前が言えるくらい。ガチ勢からすると片足すら入ってないと思われると思うが、個人的にはこれくらいの”にわか度”でもブーム。

[2024年]

もっとアグレッシブに、もっと社交的に、もっと目的意識を持って、人生という時間を消費していきたいと思う。

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